「ねこふんじゃった」の楽譜の存在

　ピアノを習わずして、幼少の頃から誰もが暗譜で、しかもかなりの速弾きで弾ける曲。更に言うなれば、いったい誰に教わったからこんなにも弾ける自分がここにいるのかも分からない不思議な1曲があります。
　「ねこふんじゃった」 ずばりこの曲に限りますな(^^;)。
　様々な楽曲の中には作者不明の作品が少なくありませんが、この曲もその一つ。 正確な作者というのは分かっていない様です。そんな中、この曲の本当の名前は「Floh Walzer(ノミのダンス)」と言うらしい...という情報が耳に入りました。で！楽譜を探して見つけたのがコレ。

　楽譜の作者は、Helmut K.H.Lange氏となっています。しかし写真は少々分かり辛いですが、名前の上には「arranged by」と書かれている事から、この楽譜も原曲ではないことが伺えます。別ページの掲載になりますが、この楽譜の裏には国によって異なるこの曲のタイトルが掲載されています。
　楽譜を見てまずびっくりするのは#の数！#6つはFis Dur(嬰ヘ長調)です。皆さん「ねこふんじゃった」を弾いてる自分は、ほとんど黒鍵で弾いる事に気が付いてますか？小さい頃から難しい曲を弾けるんですねぇ〜(^^;)。これが弾けてバイエルで苦戦する....なんともピアノって不思議です。

　「ノミのダンス」楽譜終盤です。挿し絵がイカすでしょ(^^;)何もこんなに巨大でリアルなノミの絵にしなくても...。楽譜は全部で10ページです。ワルツ...というタイトルなのに何故か2拍子で始まっているのですが、変拍子の曲です。なかなか派手で弾きごたえのある曲です(・・)b

こんな曲です(^^)ベタ打ちですが最後まで聴いてくださいね(^^;)

　そして、日本ではこちら、童謡「ねこふんじゃった」として阪田寛夫氏によってお馴染みのメロディーにこんな歌詞が付けられています。

１　ねこふんじゃった ねこふんじゃった 　　ねこふんづけちゃったら　ひっかいた 　　ねこひっかいた　ねこひっかいた 　　ねこびっくりして　ひっかいた 　　わるいねこめ　爪をきれ 　　屋根をおりて　ひげをそれ 　　ねこ　ニャーゴ　ニャーゴ　ねこかぶり 　　ねこなでごえ　あまえてる 　　ねこごめんなさい　ねこごめんなさい 　　ねこおどかしてちゃって　ごめんなさい 　　ねこよっといで　ねこよっといで 　　ねこかつぶしやるから　よっといで

２　ねこふんじゃった　ねこふんじゃった 　　ねこふんづけちゃったら　とんでった 　　ねことんじゃった　ねことんじゃった 　　ねこお空へとんじゃった 　　青い空に　かささして 　　ふわり　ふわり　雲の上 　　ごろ ニャーゴ　ニャーゴ　ないている 　　ごろニャーゴ　みんな　遠めがね 　　ねことんじゃった　ねことんじゃった 　　ねこすっとんじゃって　もう見えない 　　ねこグッバイバイ　ねこグッバイバイ 　　ねこあしたの朝　おりといで

ねこふんじゃった資料室として、様々な情報の得られるこちらも御参照下さい(^^)/

(1999.10.12/2002.6.23改)

そしてこの曲をイメージしてnog 氏がこんなに素敵な絵をプレゼントしてくれました(*^^*)